方丈記に、似た運命
— 懐かしい古典が、今、蘇る —
ママ友のグループに入れない②
※毎回書きますが、ママ友は便宜上の書き方です。
僕にとってママ友は、単なるご近所さんです。
前回からの続き。
僕は、正直、ママ友はいらないと思っています。
基本的にそう思っています。
でも、絶対にいらないかと言われたら、そうとも言い切れない。
いる場合だってあるとは思う。
つまり、
基本的にはいらないけど、場合によってはいる時もある。
まー、こんなところです。
少なくとも、ママ友がいないからといって焦る必要はないと思っている。
別の言い方をすると、無理してまで入るグループではないかなと。
思い起こすと、東日本大震災の時。
あの時は、きずなというのが流行った。
ママ友と当時の状況を同じにしてはいけないけど、ママ友との関係がきずなになれば良いですよ。
これなら全く何の問題もない。
でもね、ママ友との関係が、しがらみとか足かせになったらどうですか?
もうめんどくさいことこの上なしですよ。
例えば、別に強制参加ではないけど何かの集まりに参加することになって、
「あー、○○ちゃんのママから誘われたけど、断りずらいし今回だけ参加しようかな」
って思いながら参加するのも精神衛生的にしんどいなって思うんですね。
で、こういう些細なところから深みにハマっていったりしてね。
だいたい、いきなり深みにハマることはまずないわけで。
深みにハマる時はいつだって些細なところから。
で、ママ友について僕が周囲を見渡して思うのは、本当に僕の中の狭い話ですが、
- 二割か三割程度はすぐに連絡が取れるママ友がいる。
- 五割程度はママ友だましがいる。
- 二割程度はママ友がいないと感じている。
の三パターンに分かれると思います。
僕の感覚であって根拠はないですよ。
何となくだけど、二割、三割はすぐに連絡が取れるママ友がいると思っている。
あるいは、困った時に連絡が取れるママ友がいると思う。
で、さらに五割、半分程度はママ友はいるけどどちらかというとママ友だましだと思う。
ママ友だましというのは、だましのママ友のことね。
テントウムシの一種のテントウだましから作った僕の造語だけど。
例えば、清掃活動なんかに保護者が参加するとね、ほとんどのママは知っている人を探すんです。
それで、とりあえず知っている人を見つけると、一言二言会話をする。
でも、知っているだけでそんなに仲が良いわけでもなく、かといって悪いわけでもないけど、そんな感じなので会話が続かない。
ところが、その内に、仲の良いママ友がくるとそっちに行ってしまって、はじめの人は一人でポツンといることになる。
こういう場合が、だましのママ友でありママ友だましとなるのね。
一人ぼっちを避けるためのママ友というか。
でも、はた目には一緒にいるから「あー、仲が良いんだな」ってなる。
恐らく半分ぐらいの人は、ママ友との関係はこんな感じだと思う。
そして、最後の残り二割程度は、ママ友はいないと感じている。
例えば、ママ友のアンケートで「ママ友がいますか?」という質問で次のような選択肢がある場合。
「1:いる 2:どちらかというといる 3:どちらかというといない 4:いない 5:分からない」
これで迷わず「4:いない」を選択する人。
「3:どちらかというといない」なんていう中途半端な「いない」でもなく、「5:分からない」といういるのかいないのか「分からない」でもなく、「間違いなくいません」と断言する人。
潔くママ友がいない人。
こういうタイプの人も二割程度いるはず。
ちなみに僕は、ママ友について半分いない半分だましという感じ。
あるいは、ママ友を別の分類で言うなら、一軍、二軍、戦力外の三つに分けるという分類もある。
あくまでも僕が勝手に分けているだけだけど。
仲が良くて話が盛り上がるママ友は一軍。
単に差しさわりのない話をする程度のママ友は二軍。
挨拶だけとか面識がないようなママ友は戦力外。
ちなみに、僕は他のママ友から見たら頑張って二軍、下手したら戦力外と思われているかもしれないけど。
いっそ戦力外の扱いでもいいですけど。
それで、僕の経験では、ママ友ができる人とできない人にはいくつかポイントがあると思っている。
他にも色々あるだろうし、このポイントが当てはまる人もいれば、当てはまらない人もいると思うけど、僕の感覚としてはこんなところ。
- 地元かどうか
- 共通項があるかどうか。
- 相手と楽しくおしゃべりできるか。
- 地元かどうか
いわゆる地元繋がり。
これ、都会ではそこまで大事ではないと思うけど、田舎だとまーまー重要だと思う。
昔から知っているとか、昔からのご近所さんとか、小中高で同級生だったとか、小中高の先輩後輩とか、とにかく昔からの付き合いがあるというパターン。
また、僕はこれも田舎あるあるだと思うんだけど、田舎だと結婚した後も兄弟姉妹が近くに住んでいるケースが多いのね。
例えば、名前は違う、ご近所だけど住んでいる家も(当然)違う、だけどいつも仲良さそうに話しているママたちがいるのね。
で、僕なんかは「あの二人いつも仲いいなー」って思っていたら、実は結婚して姓が変わっただけで、もともとは姉妹だったといパターンがいくつかあった。
しかも、この場合、兄弟姉妹つながりで強固なママ友ネットワークができていく。
とにかく、地元繋がりがあると絶対とは言わないけど、相対的にママ友ができる確率は上がると思われる。
- 共通項があるかどうか。
これも、ママ友ができるかどうかの大事なポイントだと思う。
ちなみに、最強の共通項は上に書いた「地元繋がり」。
ただ、地元が違っていても、何らかの繋がりがあるとそれをきっかけにママ友に発展する場合はあると思う。
ないかもしれないけど。
例えば、次のような共通項。
- 地元は違うけど高校で同じクラスだった
- ママどうしの職場が同じ
- 旦那さんの職場が同じ
この場合も、まーまー仲良くなれる確率は高いと思う。
あるいは職場が同じでなくても、職種が同じ場合とか。
例えば、僕の場合。
子どもが幼稚園に行っていた時は、最初はみんなあまり話をしていなかった。
ところが、GW明けぐらいには、もーね、僕以外のママたちは仲良く話をしている。
だいたい、僕なんかは、小・中あたりは一学期はほとんど誰とも話さない方で。
それが、もうみんなGW明けには仲良く話をしているから、正直焦るわけで。
ていうか、ふつーそんなに早く仲良くなるのか?
まだまだ様子見とかならしの期間と違うの?
かといって、僕が完全に無視されているかと言うとそうでもなくて、輪には入れないけど何人かが話しかけてはくれる。
だから僕の立ち位置としては、レギュラーじゃなくて控え。
主要メンバーではなくてサブメンバー。
で、色々と話を聞いていたら、実は、僕以外は身内に教育関係者がいたことが分かった。
例えば、本人が昔教員をしていたとか、旦那さんが教員とか、あるいは両親かそのどちらかが元教員とか、とにかく教育関係者が多かったのね。
どうやら、みんな、その辺をきっかけにして距離が近付いたらしい。
- 相手と楽しくおしゃべりできるか。
なんだかんだで、ママ友グループに入る、あるいはママ友グループを自ら立ち上げることができるかどうかは、これだと思う。
うまく相手に対してチューニングできて楽しく会話ができるかどうか。
例えば、僕なんかは、初対面の人とはなかなか仲良くなれない。
あるいは、はじめは話をしていても、一週間後には、その相手は別の相手と話をしている。
相手にとっては、僕はいつも二番手以下。
上に書いたママ友の分類で言えば二軍か戦力外。
こんな感じなのでなかなか仲の良いママ友ができない。
別に仲が良い必要もないけど、自分の中でなんだかなーって思うわけです。
僕みたいな人いませんか?
まー、ママ友なんてできたらもうけものぐらいの感覚の方が楽だと思いますが。
今回はこの辺で。