方丈記に、似た運命

— 懐かしい古典が、今、蘇る —

岡田彰布~ラギよりヒー、バルよりミツ


今回は、岡田彰布さんについて。

●バルよりミツ
実況アナ:さーここで、バッターボックスにはバルディリスが入りましたね。
     代打、バルディリスですね。どうですか、岡田さん?
岡田さん:あのね、ここね、バルやないですよ。バルやないですよ。
実況アナ:バルじゃない?えー、バルじゃない。バルディリスじゃない・・・
岡田さん:バルやないですよ。ここ、ミツですよ。
実況アナ:バルじゃない・・・ミツ。あっ、つまり、バルディリスではなく・・・
     えー、右の代打、高橋光信を使えと前監督岡田彰布さんはおっしゃっているわけですね?
岡田さん:そうゆうてるやんか!バルよりミツで分かるやろ!?

●ラギよりヒー
実況アナ:さあ、バッターボックスには左の代打、葛城が入りましたね。
     前監督岡田彰布さん、この真弓采配はいかがでしょうか?
岡田彰布:あのね、ここね、真弓さん、間違ってますよ。
     ラギやないですよ。ここ、ヒーですよ。
実況アナ:ラギではなくヒー?つまり、ラギこと葛城育郎ではなく・・・
     ヒーこと桧山進次郎を使えと前監督岡田彰布さんはおっしゃっているわけですね?
岡田彰布:分かるやろ!それで!ラギよりヒーで分かるやろ!
     同じこと言わせるなよ!

●赤星に対して。
「お前、今日、あれな」
岡田彰布が阪神の監督時代のコメント。
赤星選手の疲労を考えて、「今日の試合は後半からの出場でいく」ということだったそう。
赤星選手、何のことか全く分からずに「あれってどういうことですか?」って確認したところ、岡田監督「俺のやり方に文句があるのか」とばかりに、赤星選手に対して激しく怒ってしまったとか。。。
「あれ=今日の試合は後半からの出場でいく」なんで?

●あれ
シーズン中に「優勝」を口にすることはない岡田さんが、隠語として優勝を表現する時に使うフレーズ。
赤星さんの時もそうだったが、「あれ」ですませるパターンが多い。
オリックス監督時代に交流戦で優勝した際は、「あれしてもうた」と書かれたタオルが販売されている。

●赤星翻訳機
岡田監督の表現が独特過ぎて若手選手には伝わらないことから、若手選手が岡田監督の言葉の意味を赤星さんに聞きに行った様子から赤星さんにつけられたあだ名。

●思い込み
以前、阪神に背番号36の一二三(ひふみ)という選手がいた。
ある年に、一二三選手が背番号を変わり、背番号36を助っ人のヘイグがつけていたことがあった。
そして、春季キャンプがはじまる。
岡田さん、背番号36を見つけると声をかけた。

「おい、一二三、一二三!」
「おい、無視すんなや!一二三!一二三!」

ヘイグが振り返る。
その振り返ったヘイグを見て言った岡田さんのコメント。

「お前、外人やんか!?」

●「そんなん関係ないやん」
ルーキー時代にブレイザー監督から「いくら力のあるルーキーでも、メジャーでは最初から試合に起用することは無い」と言われた時のコメント。
後年、岡田さんも、自分自身が監督をやってみて「ブレイザー監督も色々と悩んだことだろう」と言ったとか。

●岡田さんのプライド。
オリックスに移籍した岡田さんと当時一世風靡したパンチ佐藤との会話。
パンチ:岡田さん、一緒に映りましょう!
    一緒に「復活に賭ける」と宣言しましょう!
岡田 :復活って俺はそうやが、お前ええ時あったか?
パンチ:これでもお立ち台に立ったこともあるんです。
    今年に賭けているんです。
    一緒に映りましょう!
岡田 :復活って、お前、何もないやないか。
    一緒にすんなよ。

●不倫疑惑
オリックスに移籍後、不倫スキャンダルに巻き込まれる。
その結果、現役引退寸前にまで追い込まれる。
そのためオリックスが会社の総力を挙げて事件の真相を究明し、スキャンダルが金銭目的の作り話と判明する。
ある意味、オリックスの力(本業)を垣間見た事件か。

●ピッチャーの高橋遥人が打席に立った時のコメント。
バッターボックスの一番後ろに立っとけって言わんと。
お前、あっかん・・・
おいおいおいおいおい、振ったらあかんよー。
なんで、そんな・・・ちゃんとやらさんのかね?

●もう打たれろ! 打たれてもお前は悪ないからな。オレが責任持つからもうムチャクチャほったれ。
岡田監督の中では一番の名言(だと思う)。
中日との首位決戦。
疑惑の判定と赤星が落球で、阪神・抑えの久保田がサヨナラ負けのピンチを背負った時に岡田監督が久保田に言ったセリフ。
最終的に久保田が9回を切り抜けると、11回の表に疑惑の判定で本塁憤死した中村豊がホームランを打って阪神が劇的な勝利を掴み、そのまま優勝をする。
ヒーローとなった中村豊、この試合は途中出場で、この年に打ったホームランはこの一本だけだった。

●期待してもらってけっこうです。
阪神監督就任時の会見でのコメント。
「私がヘマをしない限り優勝争いできる」というコメントもあったらしい。
ちなみに、その年は4位。
しかし、以降は、1位⇒2位⇒3位⇒2位と全ての年でAクラス入りを達成し、投手陣ではJFKを整備している。

●赤星のバッティングが狂っていると指摘された際のコメント。
「それはオレも半年ぐらい前から思っていたこと」
※半年前から思っていたそうです。

●今岡誠を一軍登録した時のコメント
「今日、お前、今岡の誕生日やないかい!」
※今岡さん、その日の試合で4本のヒットを打つ。

●無茶苦茶なコメント
9回裏の阪神の攻撃中。
投手コーチが延長戦を見越して10回表のピッチャーを誰にするか岡田監督に相談する。
ところが、岡田監督はこれを完全無視する。
で、困った投手コーチがブルペンにいるピッチャーから二人ほど準備するように指示を出したところ・・・
その様子を横目で見ていた岡田監督のコメント。
「9回裏のサヨナラという時に、チーム一丸になれんコーチがおるわ」

●軽くディスする岡田さん。
岡田:大山の背番号はどうなんやろうね?
   この背番号。
   もともと阪神ゆうのは、3番は活躍しない背番号。
アナ:関本さん、どうですか?
関本:良い番号だと思いますよ。
岡田:いやいや、僕は断ったんだから3番ね。
   3番空いてたけど断った。
   球団から言われたからね、3番は活躍しないって。
アナ:関本さんはなぜ3番を選んですか?
関本:僕は一けたが良かったんですよ。
   で、八木さんが引退したタイミングで3番を。
岡田:ずーっとレギュラーで3番はいないでしょ?
   だから代打に回る背番号ですよ。

今回はこの辺で。

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