方丈記に、似た運命

— 懐かしい古典が、今、蘇る —

長嶋茂雄③


前回からの続き。

●その通りシリーズ
・この試合は、一点でも多く取った方が勝ちでしょう。
・アメリカにて「うわー、外車が多いなー」
・アメリカにて「こっちの子は、英語がうまいなー」
・9回裏の場面での解説で「この回で逆転しないと、負けですから」
・来た球を打て。
 ※打つべき時に、打つべき球を打て、もあり。
・ジャイアンツの監督は大変ですよ。毎日がジャイアンツ戦ですから。

●貴乃花親方(父の方)との特別番組で。
これはもう、肉体はやっぱり、いつかは、そういうひとつの引退、
あるいは、そういうひとつのお別れのゲートというものはね、
これは避けることはできないんだし、今のこのー相撲のひとつの場所が、えー、多いとか、色々とまー言われてる中でもね
まあ、ただ、頭が下がる思いなんですけれども、
これを、まあ、身を持って、えー、まあ、後輩のひとつの、まあ、大きな鏡というか、
現役自分のひとつのー、まあ、業績っていいますかね、ひとつのああゆう言動というものはねえ、
ここへ来て終わってみてね、大変いい参考にねえ、生きたひとつの鏡になってんじゃないでしょうか。
まあ、第一人者になり得るね、今ひとつのもう階段の、いわゆる登っていく、まあ、途上なんですが、
えー、そのお、大きなひとつのね、目標を目指してですね、
我々相撲ファンにですね、ひとつ見せて、えー、これからは、まあ、親方として、後輩の指導に導いていくわけですけども、
どうかひとつ、第二の貴乃花関をどんどん数多く作られて、我々相撲ファンにですね、
ひとつ多いに喜ばして頂きたいと、ひとつご精進、ご努力を頂きたいと、そう期待しております。
どうかひとつ頑張ってください。

これ、貴乃花親方(父の方)が現役を引退することになって、長嶋さんと二人で特別番組をしたときの話。
どうでもいいけど、こんなに「ひとつ」いる?

●原辰徳との会談で
東京六大学野球のスターだった原さん。
その原さんが、巨人に入団して初めてのキャンプを迎える前に、評論家時代の長嶋監督と対談をした時のお話。

長嶋さん:今年を健闘を期待してですね、乾杯しましょう、頑張って下さいよ。
原さん :どうもありがとうございます。
長嶋さん:まあ、食べながらひとつやりましょう。
原さん :はい。長嶋さんが一番最初、大学野球からプロに入ってこられて、
     そのープロとアマの差っていうのを強く感じたっていうのはどういう点だったですか?
長嶋さん:うーん、そうねー、まあ、やっぱり、野球をしてお金をもらえるっていうね、
     それがやっぱり一番ひとつのね、印象強いですよね。
     野球選手の世界でも、実際に、いわゆるキャッシュよりも振り込みが多くなって・・・
原さん :振り込み・・・
長嶋さん:振り込みなの・・・振り込みだとちょっとあれだねー、気持ちの上でどうかな?ピンとこない?
原さん :はい。
長嶋さん:渡されてもらって、それでプレゼントをしちゃった方が、いいいだろうねー。

※この後も話は続いて、ここからは守備の話となる。
原さん、大学時代はずーっとサードを守っていた。
ところが、当時、巨人のサードは中畑が守っていた。
で、原さんのポジションがどこになるかという話になって・・・

長嶋さん:それで、守備の話をしたいんですが、守備のいわゆる今までずっとサードをやっていたでしょ?
原さん :はい。
長嶋さん:で、いわゆるサードをやっててー、えー、まー、ひとつの首脳陣の方針の意に沿うように、
     まー、セカンドへですね、コンバートしていくということは、これはもう本人には、どういう今気持ちです?
原さん :あのー、直接言われたわけではないですし・・・
長嶋さん:まだその話は言われてないわけだよね・・・
原さん :はい。あのー、新聞社の方が・・・
長嶋さん:マスコミのいわゆる先行で・・・
原さん :そうなんです。色々耳にすることはあるんですけど、
     これからもずっとサードをやりたいっていう気持ちを持ってますけど・・・
長嶋さん:まー、ここにね、グローブがあるんだけどね・・・
     (何でここにグローブがあるのか。これ、僕の心の声です。)
     こういうグローブひとつを見てもね、もう三塁のグローブと、あるいはセカンドのいわゆるグローブってのも、
     全然、もー、んー、大きさも違うし、また、いわゆる、そういう、使い方も当然違ってくるから、
     そういう、もー非常に、そういう点じゃ、このー、プレーにおいてもね、繊細さも、やっぱ要求されるしですね、
     えー、まあ、もちろん、これから自主トレ、そして、2月のスプリングキャンプに入った時に、
     色々な形で、まあ、セカンドの勉強っていうか、そういう練習はやって行くでしょうけども、
     それと、もちろん、サードでもね、やはり勉強の期間という形あるけども、
     んー、ひとつですね、えー、立派なセカンドになってもらいたいと・・・
原さん :やはりセカンドなんですかね?
長嶋さん:いやね、まだそういう方針をまだ聞いてないから・・・

うーん、何が言いたいのかよく分からないけど、面白い。
いや、僕は、全然いいと思うけど。

●ボクシングの試合でゲストとして呼ばれたときに。
実況アナ:今日の試合ですがね、どういう風に、どこをご覧になります?
長嶋さん:そーですね、まあ、しかし、色々テクニックの問題だとか、色々闘いはあるでしょうけどね、
     まー、ひとつの野球を通じたですね、ひとつの男の闘い・・・
実況アナ:野球?

※わざと?
もう完全に野球が染みついているんだろうね。

●角田アナとのおしゃべりで。
長嶋さん:バット持って打ってみる?
角田アナ:いえいえいえいえ・・・
長嶋さん:バット持って打ってみる?
角田アナ:いえいえいえいえ、もう、もう・・・
長嶋さん:打てない?
角田アナ:滅相もございません。
長嶋さん:ダメ?自信がない?
     ちょっと見たい感じだな、打つとこ。

で、角田アナ、無理やり打つことになり、少しずつボールが前に飛ぶようになる。

長嶋さん:よーし、うまい。良い下半身持ってる。
     おー、結構当たる。うん、いいよ、うまいうまい。
     自信もっていいよ。なかなか当たんない。
角田アナ:(はしゃぎながら)本当ですか?
     何かに役に立てそうですか?
長嶋さん:何か用途範囲考えなきゃいかんねー
     代打でも考えなきゃいかん。
角田アナ:なんか、私の秋のキャンプになってしまいました(笑)
長嶋さん:いや、そこまではいっていない(笑)

※おだてといて、最後に落とすパターン。

今回はこの辺で。

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