方丈記に、似た運命

— 懐かしい古典が、今、蘇る —

ママ友のグループに入れない③

※毎回書きますが、ママ友は便宜上の書き方です。

 僕にとってママ友は、単なるご近所さんです。

今回は、ママ友グループについて、保育園、幼稚園、小学校の三つの時代から振り返ってみます。

あくまで僕の場合の話なので、例外はいくらでもあると思いますが。

まず、保育園時代。

うちの子どもが通っていた保育園は、地方の公立保育園で人数は全部で80人程度。

そして、保育園時代は、ママ友は一人もいませんでした。

少なくとも、僕の中ではこういう認識です。

で、困ったことは一度もなかった。

そもそも、他の保護者と挨拶することはあっても、話すことはなかった。

一度だけ保育園の役員をしたことがあったけど、それも清掃活動と運動会のお手伝いぐらい。

他の保護者と話すこともほとんどなくて、正直楽勝でした。

次に幼稚園時代。

うちの子ども、幼稚園にも通っている。

2年。

ふつーは、保育園と幼稚園の両方に通うことはないんですが。

ふつーは、どちらか一つにしか行かないから。

それで、うちの子どもが通った幼稚園は次のような感じ。

  • 田舎の公立幼稚園
  • 子どもの数は全体で10人程度

ちなみに、ここでのママ友の団結力が半端なかった。

分かりやすく書くと「鉄の結束、血の同盟」という感じ。

まー、僕が適当に書いているだけだけど。

それで、幼稚園には園庭開放というのがありますね。

多分、どこでもあると思うんだけど。

だいたい、幼稚園は14時に終わる。

で、その後1時間は園庭開放が行われて、子どもたちが遊ぶわけ。

で、ママたちがその様子を遠巻きにして見守る。

実際は、ベンチや木陰でおしゃべりしているだけですが。

で、幼稚園の場合は、園庭開放をきっかけにママ友ができることが多いのね。

しかも、そのうち連絡先を交換したりLINEグループを作ったりするんです。

ちなみに、僕は、連絡先を交換したのは3人です。

あと、LINEグループには入っていません。

まー、僕の携帯がガラケーだからというだけなんですが。

でも、それは建前で、多分スマホだとしても入っていないと思います。

だってめんどくさくないですか?

別にメールと電話番号があればそれで良いことないですか。

僕の場合はこんな感じだけど、これで困ったことはありません。

しかも、連絡先を知っている中の一人は同じアパートに住んでいるご近所さんなんです。

いわゆるご近所さん繋がり。

で、困ったことがあれば、直接聞きに行ったりもする。

まー、ちょっとした話し相手。

その代わり、僕も、うちの子とそのママ友の子を相手に散歩に連れて行ったりしている。

で、園庭開放に話を戻すと、ママたちはいつも仲良くおしゃべりをしている。

当然、僕はその輪の中には入れない。

だから、たいてい子どもたちを相手に遊んでいる。

すると、ママたちからは「ありがとう」と言われる。

少なくとも、あの人変な人みたいには思われていない。

で、この園庭開放というのは、ママ友がいない人にとっては地獄の時間になるわけだけど、僕の場合は子どもたちとまーまー楽しく遊んでいます。

もちろん、園庭開放に参加せずに帰るのも全然OKですので。

それから、幼稚園だとPTAというめんどくさい組織があります。

ところが、ここの幼稚園はママ友たちの仲がとても良いので、率先して役員を引き受けてくれるんです。

それどころか、幼稚園だと、いくつかのイベントで保護者が役を引き受けることもあるわけですが、これまたみんなが率先して役を引き受けてくれる。

ママ友グループに入っていないおかげで、めんどくさい役をしなくてすんでいるんです。

僕以外が勝手にしてくれるので。

めんどくさい裏方的なことを全部してくれるんです。

それを思えば、園庭開放で子どもたちを遊ぶのなんて楽勝ですよ。

僕の場合は、こうやってママ友たちとうまくバランスを取っていたのかもしれませんが。

それで、僕は、幼稚園のママ友はここまで仲が良いのかと思っていたんです。

例えば、幼稚園以外でもけっこうお互いの家を行き来しているみたいなんです。

ふつーに相手の家に遊びに行っているみたいなんです。

ちなみに、我が家だと行き来するのは、上に書いたご近所さんのママ友だけです。

それで、いつだったか、ママ友たちと話をしていた時に、「なんでみんなそんなに仲が良いの?」って聞いたことがあるんです。

僕は、勝手に、このママたちはどこでもいつでも誰とでも仲良くできるんだろうなって思っていたんです。

そしたら、実は、全然そうではなかったんです。

ていうか、たまたまだって。

よくよく話を聞いてみたら、そのママ友メンバーたちは上にも子どもがいる人が半分いました。

それで、上の子の時は全くママ友なんかできなかったと言うわけですよ。

中には、今みたいに全然いい感じじゃなくて、イベントとか役員決めの時なんかマジ険悪だったから、なんていうママも実際いるんですね。

他にも、上の子の時は完全にママ友の輪に入れなかったとか、そういう話をしてくれたわけです。

で、そんな話を聞いていると、ママ友の輪ができるできないというのは運とか、ちょっとしたきっかけもあるんだろうなと思ったんですね。

ちなみに、幼稚園二年目には、下の子たちが四人入ってきました。

で、そのうち一人は、早々にママ友グループに溶け込んでいました。

残り二人は、まー普通に話すという感じで、残り一人はあまり馴染んでないという感じでした。

それでも、僕よりは馴染んでいましたけど。

ただ、そういう風景を見ていると、女性どうしだからといってすっごく仲が良いというわけでもなく、各々が適当な距離感を保ちながら関係を築いているように思ったわけです。

やはり、ママ友ができるできないは、ママにもよるし、その時その場の状況にもよるのではないでしょうか。

少なくとも「頑張ってママ友作らなきゃ」みたいなことは思わなくて良いと感じましたが。

で、今は、うちの子ども小学二年生なりました。

当然、小学校では小学校のママ友との繋がりがあって、めんどくさいんだろうなって思っていました。

ところが、少なくともこの二年間はめんどくさいことはゼロです。

例えば、幼稚園時代には、毎日園庭開放で他のママたちと顔を合わせていたのが、小学校ではないわけです。

それだけでも楽ですよ。

それどころか、幼稚園時代のママ友に会うことすらほとんどないわけです。

まー、何かの行事で合えば挨拶する程度です。

もちろん、他のママ友どうしは連絡を取り合ったり、ふつーに会っているかもしれませんが。

それで、小学校だと子どもたちは集団登校をするわけですが、その際にママ友たちが見守り隊をするようになっているんですね。

うちの子の班だと、僕を含めて四人ほど見守り隊をしています。

で、面白いことに気が付いたのが、そのうち一人のママは誰とも話をしないんです。

うちの隣に住んでいるママなんですけど。

挨拶はするんですが、誰とも話をしている気配が全くないんです。

しかも、そのママは、地元は間違いなくこの辺なんです。

つまり、僕が前回書いた地元繋がり、共通項繋がりでいえば、間違いなくそのメリットはあるはずなんです。

なのに、見守り隊のメンバーだけではなく、他のママたちとも仲が良いような場面を見たことがないんです。

多分、人と話をするのが苦手なんじゃないでしょうか。

つまり、女性でもこういうタイプがいるわけですね。

で、僕なんかは、こういうママを見るとちょっと安心するわけです。

まー、この辺の話はどうでもいい話ですが、みんながみんな他のママ友といつも仲良くしているわけではないというお話として読んでもらえたら。

それで、現状、今までの経験を通してママ友について思うことは、

  • 必ずしも普段から仲良くする必要はない。

 (別に仲良くしなくてもいいというのではないので)

  • 無理な付き合いはしない。
  • いたら良いことがある場合もある。
  • いなくても致命的に困ることはない。
  • 挨拶だけはした方が良い。

といったところでしょうか。

別に、ママ友グループに入れなくても問題はないでしょう。

ただ、困った時に一人でも連絡を取れるママ友がいると良いかもしれませんね。

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